パブロが我が家に来て3ヶ月たったころの続きです。
どーも納得できないながらも、
分離不安の記事を参考にいろいろやってみることにしました。
たいていの記事に書いてあること。
《毎日離ればなれでいる時間をつくる》
なになに、部屋にひとりで閉じ込めたり
留守にしたりケージに入れたりするわけね。
最初は1分から、毎日1分ずつ伸ばすのか。
地味だなこりゃ。
おやつやごはんを部屋やケージの中におき
食べに入ったらしめる、、、確かにこうしないと入らないもんね。
そこでごはんを部屋の中におき、パブロが喜んで
食べに行ったら部屋のドアをパタン。
もちろんその後「ギャン!わんわんわん!!」。
物でつって扉をしめるのが私にはちょっと違和感ありました。
だましてる感ありありで。
こんなことして嫌われない?信用ゼロだよね…
でも、がっつきパブロは何度やっても食べ物を追いかけて
入るので、本当に嫌ではないのだろうと解釈してました。
ところがこのやり方が悪かった。
数ヶ月かけて50分ぐらいまでやりましたが
これでパブロにダメージを与えてしまいました。
《帰ってきて粗相がしてあってもしからない》
「腹いせ」ではなく「不安」でそうなってしまうらしいです。
嚥下障害食国の
《飼い主は外出時30分前から犬にかまわない、目もあわさない
外出着やバッグ、カギなどを普段から部屋の中で持ち歩き
それらの物との関連づけをはずす》
出かけないのに化粧したり帽子をかぶったりするわけだ。
フェイントだ。
これけっこういそがしい。
外出前30分は忙しくてどーせかまうヒマがない。
《留守番前にたくさん散歩》
これって、つまり外出前に山のように散歩して、
私もへとへとに疲れ化粧もドロドロになってから
出かけろってこと?(笑)
一人暮らしにはきびしー。。
これは今なら効果があります。
疲れていればそんなに騒ぐ元気もなくなるし。
体が疲れると落ち着くし。
ただ当時のパブロはそれどころじゃない。
どんなに疲れようと眠かろうと
命に関わる緊急事態のようにパニクるので無理でした。
その他にごはんは人間が先、
甘えてきたらなにか命令をきかせてからなでる等
人間がリーダーになれば犬は独立できるというのが
多かったです。
これらの事はすべてやりました。
これらは留守番をつらくさせないテクニックと
人がリーダーになれというしつけの話しだと思うのです。
どちらも根本の「なぜ独りが不安なのか?」に
答えるものではなかったのでした。
私は原因が知りたい。
窒息小型犬
たとえばパブロには他にも強力な興奮グセがありました。
夜ごはんのあとの時間、大興奮して走り回る。とびかかって甘噛み
してくるのです。ガウガウタイムと呼んでましたね。
私はあざだらけで毎日その時間が憂鬱でした。
動物病院で相談したところ
「噛んだらつなげ」でした。
ケージに入れられないならつないどけ、ってことです。
「犬はいついかなる時も人間に歯をあててはならないので
そうしつけろ」と言っている意味はわかります。
が、私はなぜあんなに興奮するのかが知りたいのです。
原因もわからず、ただがまんさせるのは
解決できてない気がして。
それらの根本が知りたかった。
でも、なかなか見つけられませんでした。
私の母も「暴れたらケージに入れとけば?」と言いました。
そうやって力でとじこめたらまた
別のところに違う問題になって出てくるでしょ。
それじゃだめ。やだ。
減量カードの作り方
とにかく興奮も分離不安も、小手先の対処法で試しても
パブロと私にとってつらいばかり。
それでも私はことさらに厳しくやっていました。
まわりの人々に「甘やかすから」と言われるのを防ぐため
だったのかもしれません。
「ちゃんとしつけてます」って態度は、
人間がよその人間にむかって表明するもの。
対外関係ばかり気にせず、パブロと私にとっての
幸せな方法を見つければよかった。
それでも、ほんっっっの少しは効果があって、
「殺される、タスケテー===!」って絶叫は減ってきて
「ワンワンワンワンワンワンワンわんわんわんわんワンワンワン」
って吠え声に変わりました。
このワンワンは「早く来てーーっ!」のワンワンで
バセット声で留守の間ずっとやられるとご近所が……('д` ;)
そしてそれでも留守番時間は増え
成果があがってると思ってたら
ある日。
パブロが泣いたんです。
留守にしようと準備していたら。
いつものようにワンワンじゃなくて。
人間のような声を出して。
「よよよよよ〜〜〜〜〜っ」て嘆くような声で。
それは深い深い悲しみの声でした。
泣きはらした女の人が耐え忍んでもおえつが漏れる。
そんな恨めしい声でした。
「どうしてそんな事するの、もうやめて下さい
僕はもうこれ以上耐えられません」と。
どう聞いてもそう言わんばかりの重い泣き声でした。
これはやばい。
私はそう思いました。
もうパブロは精神の限界なんじゃなかろうか?
こわれてしまわない??
あの悲哀のはいった声は今も忘れられません。
うう、暗いな私のブログ。
もっと楽しいこともたくさんあるんだけど。
分離不安だけ書くとこうなっちゃうんだよっ(´;ω;`)
そして
これ以上続けたらまずいのではと思いだしたそのころ、
パブロには去勢手術の日が近づいていたのでした……
<この記事は過去の出来事です。現在パブロフは
納得できるトレーナーさんの指導で治療中、
良い結果にむかっています>
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